下田平精肉店/伊集院

伊集院のレジェンド。巨大バーナーで豪快に炙られる鶏肉を見よ。コロッケも美味しい

仕事で伊集院方面へ行ってきた妻氏がビニール袋を片手に「へっへっへ」と笑いながら玄関で立っていた。
中を見るとなんとも独特なオーラを放つ鳥刺が…！
「下田平精肉店に寄って来てしまった…炙りたてだぜ！」
以前からぜひ食べてみたいと思っていた下田平精肉店、妻氏マジ神である。

妻氏曰く、平日の15時という中途半端な時間なのにお店には人がたくさん来ていたらしく、さすがの人気店だ。
注文すると、ものすごく愛想の良いおばちゃんが「これでいい？」とももの一枚肉をどーんと出してきて、うなずくとガンガンバーナーで炙ってくれるそう。
端っこをちょこっと切って「ほれ、味見用！」とくれたのをその場で食べてみたら、炙りたては香ばしくめちゃくちゃ美味しかったらしい。

果たして、実食してみたがこれは今まで食べた鳥刺とは全然違う。
食感が全く違う。
いわゆる歯ごたえがある鳥刺なのだけれど、普通の歯ごたえがある鳥刺は、コリコリしていたり、筋があるという感じなのだが、ここの鳥刺は、サクサクというかザクザクというか、小気味良い歯切れの良さがある。
肉自体にも甘みがあり（あまり甘み甘み言うのは好きじゃないのだけれどここのは本当に甘みを感じる）、塩コショウで食べるのがめちゃくちゃ美味しかった。
地方の鳥刺はどちらかと言うと「そっち方面に行ったら買って帰りたい」という感じなのだけれど、下田平精肉店の鳥刺は、この鳥刺を買うために伊集院へ行きたいと思える美味しさだ。
イチオシである。

ちなみにコロッケも美味しい。