
おおお、ついに鹿児島でも久々に鳥刺しなどで食中毒が出てしまった。
調べてみると2021年にもカンピロバクターが出てはいるので、4年ぶりということらしい。
4年ぶりという数字をどう見るか、100パー安全じゃないんだな、と見るか、消費量がものすごい多いのに4年に1回で済んでいると見るかは人によって別れるところだろう。
さて、該当店のお店のメニューを見てみると、鳥刺しがメインというわけでなく、鳥の串焼きや炭火焼きなども提供されているので、実際に鳥刺しが感染経路なのかどうかはちょっとわからない。
鳥刺し自体は鹿児島県内であればおそらく生食用の鶏肉を使用しているはずである。
個人的な推測になるのだけれど、生食用の鶏肉は、食肉加工業者がものすごく気を使って加工をしているはずなので、ゼロ%では無いにせよほぼほぼ鳥刺し自体が汚染されていたというのは考えにくい。
他のお店などに卸された鳥などから食中毒が出ていないとなると、お店の中で感染が起きたのではないだろうか。
鹿児島県では飲食店が生食用の肉を出すときのガイドラインで「生食用の鶏肉を調理する調理器具は専用のものを使用すること」が推奨されている。
ということは、鳥刺しを提供しているお店には必ず鳥刺しをカットするための専用のまな板と包丁が無いと行けないということになるが、実際のところはどうなんだろうか。
こまめに洗うくらいで済ましてしまっているところもありそうだ。
また、県内では内臓系は鳥刺しとして提供できないことになっているのだけど、時折普通に出てくることもある。
まあリスクを知っていて食べることは食べるのだけれど、例えば県外の人が来て「鹿児島の鳥刺しは安全だから~」と、リスクを知らずに内臓系の刺身を食べることも当然あるわけで。
正直なところどんなに食肉加工業者の方々が心血を注いで安全を確保しても、飲食店の意識の低さで食中毒が発生してしまえば台無しである。
飲食店の皆様方においては鳥刺し圏内で鳥刺しを提供するということについて、今一度その責任を考えて欲しい。
という感じで、鹿児島の鳥刺し、他県のものよりも圧倒的に安全ではあるものの、飲食店などで食べる際はそれなりのリスクが発生してしまう。
リスク重視であれば、信頼できる肉屋の鳥刺しか、スーパーの鳥刺しを購入して食べるのが一番安全なのかもしれない。
























